l厚生省研究班の診断基準
1)主症状
l1.突然の難聴 即時的な難聴、または朝覚醒時に気付く難聴。
l2.高度な感音難聴 必ずしも高度である必要はない。
l3.原因が不明、または不確実 原因が明白でないこと。
l 2)副症状
1.耳鳴り 難聴発生と前後して耳鳴りをみることがある。
2.めまい、および吐き気、嘔吐
難聴発生と前後にめまい、吐気、嘔吐を伴うことがある。 発作を繰り返すことはない。
l[診断の基準]
確実例 : 主症状、副症状の全事項をみたすもの。
疑い例 : 主症状の1.および2.の事項をみたすもの。
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l[参考]
1.Recruitment現象の有無は一定せず。
2.聴力の改善、悪化の操り返しはない。
3.一側性の場合が多いが、両側性に同時罹患する例もある。
4.第VIII脳神経以外に顕著な神経症状を伴うことはない。