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○岩田義弘 山川聡1)大山俊廣2)堀部晴司3)戸田均4)門山浩5)三村英也6) 鈴木洋平 小串善生
伊藤周史 加藤久幸 竹内健二 桜井一生 内藤健晴7) |
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1)碧南市民病院耳鼻咽喉科 2)大同病院耳鼻咽喉科 |
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3)県立愛知病院耳鼻咽喉科 4)耳鼻咽喉科武豊医院 |
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5)神奈川県藤沢市 6)JA知多厚生病院耳鼻咽喉科 |
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7)藤田保健衛生大学耳鼻咽喉科 |
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前方脱臼 |
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披裂軟骨が輪状軟骨の前方に脱臼 |
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声帯の前後短縮傾向 |
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声帯突起の尾側偏位 |
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後方脱臼 |
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披裂軟骨が輪状軟骨の後方に脱臼 |
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声帯の延長・薄箔(緊張)傾向 |
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声帯突起の頭側偏位 |
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(2004 三枝ら) |
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前方脱臼 |
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披裂軟骨が輪状軟骨の前方に脱臼 |
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声帯の前後短縮傾向 |
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声帯突起の尾側偏位 |
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後方脱臼 |
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披裂軟骨が輪状軟骨の後方に脱臼 |
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声帯の延長・薄箔傾向 |
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声帯突起の頭側偏位 |
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前方脱臼 |
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輪状軟骨よりやや上方から圧迫し嚥下動作をしてもらう |
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後方脱臼 |
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輪状軟骨レベル外側から 圧迫 |
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前方脱臼 |
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輪状軟骨よりやや上方から圧迫し嚥下動作をしてもらう |
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後方脱臼 |
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輪状軟骨レベル外側から 圧迫 |
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前方脱臼 |
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輪状軟骨よりやや上方から圧迫し嚥下動作をしてもらう |
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後方脱臼 |
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輪状軟骨レベル外側から 圧迫 |
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主 訴 頸部違和感 発声困難感 |
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既往歴 右顔面痙攣 |
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現病歴 某病院脳外科にて平成16年2月に顔面神経微細血管免荷術をうける。 その後より、症状出現。同院耳鼻咽喉科受診。右声帯の運動障害を確認する。反回神経麻痺を疑い、保存的治療を試みるも、改善みられず精査目的に当院紹介,同年8月18日初診となる。 |
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主 訴 嗄声 発声困難感 |
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既往歴 アスピリン喘息 |
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現病歴 近医治療中、処方薬を内服後から 呼吸困難を訴え、平成16年11月8日、当院緊急外来に搬送される。 喘息重責発作として気管内挿管される。呼吸器内科治療にて同年11月10日抜管。その後より発声困難みられる。精査目的に当科紹介となる。 |
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披裂軟骨脱臼の頻度は多くないと考えるが、違和感・発声障害などの患者負担を考えれば、早期に改善が必要。 |
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披裂軟骨脱臼を疑い、後方型、前方型と区別し、前方型に対する徒手整復による治療の可能性を示すことが できた。 |
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徒手整による脱臼の整復は患者負担も少なく、治療手段としてでだけでなく診断補助としても有用であると考えられた。 |
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披裂軟骨前方脱臼と思われる症例に対し、嚥下動作と組み合わせた整復処置を行い、改善を得られた。 |
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発症早期に処置を行った例では、容易に改善しその後の経過も問題が少なかった。 |
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発症から診断までに6ヶ月かかった症例では症状の改善を得るに数回にわたり行う必要もあったが、時間の経過と共に症状の安定が得られた。 |
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主 訴 頸部違和感 発声困難感 |
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既往歴 右顔面痙攣 |
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現病歴 某病院脳外科にて平成16年2月に顔面神経微細血管免荷術をうける。 その後より、症状出現。同院耳鼻咽喉科受診。右声帯の運動障害を確認する。反回神経麻痺を疑い、保存的治療を試みるも、改善みられず精査目的に当院紹介となる。 |
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